シナストリーは西洋占星術における相性診断の最高峰。二人のホロスコープを重ね合わせ、惑星同士のアスペクトから恋愛・結婚・人間関係の深層を読み解きます。月と金星、火星と金星の相性、運命的な出会いを示すドラゴンヘッドまで、プロが使う本格的なシナストリー分析法を詳しく解説。あなたの恋愛運命を星が教えてくれる秘密を公開します。
シナストリーとは何か?西洋占星術の相性診断の真髄
シナストリー(Synastry)とは、西洋占星術において二人の相性を分析するための高度な技法です。ギリシャ語で「星と星の関係」を意味するこの手法は、二人の出生時刻から作成したホロスコープを重ね合わせ、惑星同士が作り出すアスペクト(角度関係)を詳細に分析することで、恋愛関係、結婚生活、友情、ビジネスパートナーシップなど、あらゆる人間関係の本質を読み解きます。
一般的な星座占いでは太陽星座同士の相性しか見ませんが、シナストリーでは太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星という10個の主要天体すべてを使用します。さらに、ドラゴンヘッド(ノースノード)やリリス、キロンなどの感受点も重要な要素として考慮するため、単純な星座相性とは比較にならないほど詳細で的確な分析が可能になります。
シナストリーの最大の特徴は、相手の惑星が自分のどの部分に影響を与えるのか、そしてその影響がポジティブなものかネガティブなものかを具体的に知ることができる点です。例えば、相手の金星が自分の太陽にコンジャンクション(0度)を形成している場合、その人といると自然体でいられ、愛情深い関係を築きやすいことが分かります。

シナストリー分析の基本:二重円ホロスコープの読み方
シナストリー分析では、二重円と呼ばれる特殊なホロスコープチャートを使用します。内側の円に一方の出生図、外側の円にもう一方の出生図を配置し、両者の惑星がどのような角度関係にあるかを視覚的に確認できます。
分析の手順は以下のとおりです:
1. 基本情報の確認
まず、二人の太陽星座、月星座、上昇星座(アセンダント)の組み合わせを確認します。太陽は基本的な性格と人生の方向性、月は感情と本能的な反応、上昇星座は第一印象と表面的な行動パターンを表します。
2. 重要なアスペクトの抽出
次に、以下の組み合わせで重要なアスペクトを探します:
- コンジャンクション(0度):強い結びつきと影響
- セクスタイル(60度):調和的で建設的な関係
- スクエア(90度):刺激的だが困難な関係
- トライン(120度):自然で楽な関係
- オポジション(180度):引力と反発の両方
相手の惑星が自分のどのハウスに入っているかも重要な要素です。例えば、相手の金星が自分の7ハウス(結婚・パートナーシップのハウス)に入っていれば、その人は理想的な結婚相手となる可能性が高いことを示しています。
恋愛相性の核心:金星と火星のシナストリー分析
恋愛関係におけるシナストリー分析で最も重要なのは、金星と火星の相互関係です。金星は愛情、美的感覚、価値観を表し、火星は行動力、性的魅力、競争心を象徴します。
金星同士のアスペクト
二人の金星がトラインやセクスタイルを形成する場合、似たような美的感覚や価値観を持ち、一緒にいて心地よい関係を築けます。映画の好み、音楽の趣味、ファッションセンスなどが似通っており、デートでも意見が合いやすいでしょう。
逆に金星同士がスクエアやオポジションの場合、価値観の違いから衝突することもありますが、お互いの新しい側面を発見し合える刺激的な関係になります。
火星と金星のクロスアスペクト
男性の火星と女性の金星、または女性の火星と男性の金星のアスペクトは、異性間の魅力を示す最重要ポイントです。
- コンジャンクション:強烈な性的魅力と引力
- トライン・セクスタイル:自然な魅力と調和
- スクエア・オポジション:情熱的だが時として激しい関係
特に、男性の火星が女性の金星にコンジャンクションまたはトラインを形成する場合、「運命の人」と感じるような強い引力が生まれます。

結婚相性を読み解く月のシナストリー
結婚生活の幸福度を占う上で欠かせないのが、月同士のアスペクトです。月は感情的な安定、家庭生活、日常の習慣を支配するため、月の相性が良いカップルは長期的に幸せな関係を維持できます。
月と太陽のアスペクト
相手の月が自分の太陽と調和的なアスペクトを形成する場合、その人といると心が落ち着き、自然体でいられます。太陽の人は月の人を保護し導く役割を果たし、月の人は太陽の人に感情的な安らぎを与えます。
月同士のアスペクト
同じエレメント(火・地・風・水)の月同士は、感情の波長が合いやすく、お互いの気持ちを理解し合えます。特に、月同士がトラインを形成する場合は、家族のような深い絆で結ばれた関係になります。
コミュニケーション相性:水星のシナストリー分析
良好な関係を維持するために不可欠なのが、コミュニケーションの相性です。水星は思考パターン、コミュニケーションスタイル、学習能力を表すため、水星同士のアスペクトは会話の質を左右します。
水星同士の調和的アスペクト
トラインやセクスタイルの場合、会話が弾み、お互いの考えを理解し合えます。同じ話題に興味を持ち、議論を通じて関係が深まります。
水星と他の惑星のアスペクト
- 水星と金星:美しい言葉で愛を表現し合える
- 水星と火星:活発な議論を楽しめるが、口論になることも
- 水星と木星:哲学的な話題で盛り上がれる

運命的な出会いを示すドラゴンヘッドのシナストリー
ドラゴンヘッド(ノースノード)とのアスペクトは、運命的な出会いや魂の結びつきを示します。特に、相手の重要な惑星(太陽、月、金星、火星)が自分のドラゴンヘッドとコンジャンクションを形成する場合、その出会いは人生に大きな変化をもたらします。
ドラゴンヘッドは魂の成長方向を示すため、このアスペクトを持つ相手は、自分を成長させてくれる重要な存在となります。困難を乗り越えながらも、最終的にお互いを高め合える関係に発展するでしょう。
世代的な影響:外惑星のシナストリー効果
木星、土星、天王星、海王星、冥王星といった外惑星のアスペクトは、関係の深い部分や長期的な影響を表します。
木星のアスペクト
木星は拡大と幸運を意味するため、相手の木星が自分の重要な惑星と調和的なアスペクトを形成する場合、その人といると人生が豊かになり、新しい可能性が広がります。
土星のアスペクト
土星は責任と試練を表すため、厳しいアスペクトがある場合は困難を伴う関係になりがちです。しかし、それを乗り越えれば強固で永続的な絆を築けます。
シナストリー分析の実践的活用法
シナストリーを実際の人間関係に活用する際は、以下の点に注意しましょう:
1. 全体的なバランスを見る
一つのネガティブなアスペクトで全体を判断せず、チャート全体のバランスを考慮します。困難なアスペクトがあっても、それを補う調和的なアスペクトがあれば、関係は改善できます。
2. お互いの成長を促進する視点
シナストリーの目的は相性の良し悪しを判断することではなく、お互いをより深く理解し、成長し合える関係を築くことです。
3. 自由意志の重要性
占星術は傾向を示すものであり、最終的な選択は当事者にあります。困難なアスペクトがあっても、お互いの努力によって関係は改善できます。
シナストリー分析を通じて、相手の真の姿を理解し、自分自身の恋愛パターンも客観視できるようになります。星々が示す相性の秘密を知ることで、より充実した人間関係を築いていきましょう。
真のシナストリー分析は複雑で奥深いものですが、その分析結果は人生を変える力を持っています。プロの占星術師による詳細な分析を受けることで、あなたの恋愛や人間関係に新たな光が差し込むことでしょう。



